みんなの夢が叶う店~武蔵野美術学生と作り上げた「楠」でおいしいひととき☆ 

女性センサーに引っかかる人気和食店

西武多摩湖線青梅街道駅と一橋学園駅の間、小平市役所の横に、

かわいらしく、どこか懐かしい雰囲気のお店があります。

おいしい和食が食べられると人気の「楠」です。

ランチに行くと、いつも女性客でいっぱい(市の職員の方もなじみ客のようです)。

う~ん、女性って本当においしいものセンサーがきくんですね♪

▲「楠プレート」(ごはん、お味噌汁、コーヒー付きで税込1000

女性が大好きなものがぎゅっと詰まっています。

メインのお肉料理(20174月からお魚も選べるようになりました!)のほか、

サラダ、半熟卵、手作り豆腐、漬物、フルーツがきれいに盛り付けられていて、

食べる前からテンションが上がります☆。

 

おいしいものを少しずつ、たくさんの種類食べたいという女性の願いを知り尽くしているんでしょうね。

味付けはどれも本格的で、それでいて家庭的♪

お肉はカラッと揚がって中はジューシーだし、半熟卵の味付けととろみ具合が絶妙。

茶わん蒸しもどうしたらこんなに上品で甘みのある品に仕上げられるのかしらと

心の中で歓声を上げながら、一品一品をじっくり味わってください。絶対に満足できますよ☆。

 

 

▲ランチタイムと違って、夜はまた雰囲気が変わって“飲める”お店に

 

楠の店舗がまるごと作品!?

料理は見た目も大切ですよね。プレートの素敵な器は、料理に合わせて立川の陶芸家・堀川貴永さんが焼いた作家もの。

個性的な器ばかりなのに、大きなプレートのなかにすべて違和感なく収まっているから不思議です。

でも、それだけはありません。 実は楠の店舗がまるごと作品なんです!

 

 

どういうこと?

 

 

▲お店の外観も芸術作品!

 

実は店主の楠藤和江さんが店舗を借りたとき、以前のお店のものがすべて取り払われていて壁すらなかったんだそう。

それを一から大工さんと一緒に作り上げたてくれたのが武蔵野美術大学(以下、ムサビ)生。

総勢20名近くが「カウンター」「トイレ」「チラシ」「外壁」などのチームに分かれて楠を“作り上げて”くれたのです。

 

 

 

「ムサビの学生には子どもたちがずっとお世話になっていたんです。

学校公認の『アトリエ・ちびくろ』というサークルがあり、

月に一度、小平市周辺の子どもたち約100名とものづくりや身体を動かす活動をしています。

その活動に、私の4人の子どもたちがずっと参加していました。

それで、お店を始めるにあたり、“ちびくろ”の人たちに声をかけたら、

みんなが協力してくれるといことになったんです。

ムサビの学生たちと一緒に何かができるのがうれしくって。

壁のない店舗にストーブを持ち込んでその上で豚汁を作って食べたり、お店で使う家具をイケアに買いに行ったり。

とにかくワイワイ、大はしゃぎしながら準備しました。

だから、お店が完成した時には少し寂しかったくらい。

でも、今でも“ちびくろ”のメンバーがお店を手伝ってくれるので、本当にうれしいです!」と楠藤さん。

 

 

▲ラパンと楠のオーナー

 

 

お店にうかがったときにバイトに入っていたのは、“ラパン”。

子どもが大好きで、明るい女性です。

 

「学生にしてみれば、実際の店舗を作らせてもらえるなんて夢のようなこと。

しかも、自由にやっていいよって言われて。自分の思いを形にできるなんて幸せですよね」とラパン。

 

ラパンの担当はトイレでした。ホント、トイレも凝っているんです!

 

 

 

▲これがラパンの作品。予備のトイレットペーパが収納できるようになっています

▲▼よくみればトイレの中は作品ばかり

 

そして今でも学生たちが気楽にお店に立ち寄ってくれます。

お話をうかがった日もちょうとチラシを作ってくれた村松さんが顔を出していました。

 

夢を一緒に叶えるために

 

「“ちびくろ”の活動に参加しているうちに、次女がムサビを受験したいと言い出したんです。

それで、子どもの夢をかなえるために、自分の夢もかなえようと、お店を出すことにしました。

賭けでしたね(笑い)」とオーナーの楠藤さんは笑います。

「お母さんのごはんおいしいから、お店出したらきっと流行るよ」と長女も応援してくれたそう。

家族の応援をうけ、ふたりの夢を背負って「楠」はスタート☆。

そして、次女は見事ムサビに合格。楠は人気のレストランに。

二人の夢は同時に叶いました。

 

 

村松さん。こんなかわいらしいチラシもムサビの学生ならお手の物♪

 

 

そして、小平市民のおいしい和食が食べたいという夢も叶ったことに。

だって、楠の料理がおいしいのは、ある意味当然なんです。

楠藤さんはホテルの和食レストランなど、いろいろなお店で修業を積んできました。

和食、洋食、スイーツ、天ぷら、寿司…、いろいろなお店で積んだ経験が今、“楠”で結実しているのです。

寿司まで握れるというんですから驚きですよね。

 

 

▲夜の一品料理もまた美味。揚げなす税込500円

▲燻製ポテトサラダ(単品だと税込580円)。パンチの効いた大人のポテトサラダ☆

 

 

そして、楠が流行る理由はお料理だけではないかもしれません。

お店にうかがった日、小平に住むお友達が庭で採ったというフキノトウをもってきていました。

それを楠藤さんが天ぷらにし、お店に来ていた方みんなに振舞ってくれました。

「庭で採れたの」と言って食材をもってきてくれるお友達、それを気楽に天ぷらにしてくれる楠藤さん。

「遠慮なく!」と言っておいしくいただくお客さんたち。

バイトのラパンもアツアツのうちに食べて、みんなでホクホクしました。

 

まさにここは、コンセプトの「和える 出会える 料理処 楠」の通り、

温かい雰囲気が楠にはあるのです。

みんが集う場所が「楠」。

 

 

▲まさに小平産、採れたてのフキノトウ

 

 

 

 

 

▲今回お話を聞かせてくれたのはオーナーの楠藤さん

スポット情報

スポット名
所在地 日本東京都小平市小川町21346
営業時間 11:30〜14:00、17:30〜22:00
休業日 日曜日・祝日
TEL 042-315-5296
Webサイト http://kusunoki.nanto.net/index.html

この記事を書いた人

こだいら観光まちづくり協会さん