行ってみたら“霊園”のイメージが変わるはず!著名人が眠る霊園「小平霊園」 観光文化
昭和23年に開園した「小平霊園」は都立の霊園です。総面積は約65万平方メートルととても広く、
霊園内の約半分は緑地スペースや園路となっている公園墓地です。
1月2月の寒い季節には梅の花が咲き始め、満開のときには、メジロが飛来する姿も見ることができるよう。
春は桜やツツジの花が咲き、秋には紅葉も楽しめる、ということで季節ごとに景色が変わりそうです。
園内には、黒目川の源流となるさいかち窪などがあるので、行った際はぜひ見に行ってみてください。
そのほかにも芝生、壁型、合葬埋蔵施設、樹林型合葬埋蔵施設などさまざまな墓地があり、
著名人が眠る霊園としても知られています。
知っておきたい小平霊園に眠る著名人
小平霊園には複数の著名人が埋葬されています。
都立霊園内のお墓は一般人にも公開されていますので、誰でもお参りが可能です。
今回は3人の著名人をご紹介します。
(1)故 小川未明
「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」とも呼ばれた故 小川未明氏は、昭和から昭和時代に有名だった童話作家。
代表作は、『金の輪』、『赤い蝋燭と人魚』『月夜と眼鏡』、『野薔薇』などがあります。
(※情報元:Wikipedia「小川未明」)
(2)故 西ノ海嘉治郎(3代)
鹿児島県出身の出身の元大相撲力士西ノ海嘉治郎(3代)は、第30代横綱。
1923年に横綱に昇進してから3年目で優勝を果たしました。
(※情報元:Wikipedia「西ノ海嘉治郎」)
(3)故 宮本百合子
17歳の時『貧しき人々の群』で文壇に登場し、天才少女として注目を集めた昭和時代の小説家。
プロレタリア文学の作家、民主主義文学のリーダー、左翼運動家としても活動していました。
(※情報元:Wikipedia「宮本百合子」)
お墓参りの後におすすめの散策スポット
(1)さいかち窪
さいかち窪は、小平霊園の敷地内にある雑木林に囲まれた直径100mほどの窪地。
ここは、黒目川の源流で、いつも水があるわけではありません。
雨量の多い年に限り湧き水が見られるので、“幻の泉”とも言われています。
さらに東久留米市まで足をのばすと、江戸時代の茅葺民家「村野家住宅」や「黒目川天神社」もあります。
国の登録文化財に指定されている村野家住宅。
個人宅なので外から眺めるだけですが、その趣は伝わってきます(個人宅なので十分配慮して見学しましょう)。
年に数回、見学会なども行われます。
(2)黒目川天神社
小平霊園から徒歩15分ほどのところにある「黒目川天神社」もおすすめのスポット。
ここは東京の名湧水57選に選ばれている黒目川の貴重な水源です。(渇水期枯渇)
緑を感じながら散歩をしたい。そんな日は小平霊園へ
霊園と聞くと、あまり散歩をする場所として行きにくそうなイメージがありますよね。
今回ご紹介した小平霊園は霊園だけでなく、散歩ができる緑地や園路もあるので
自然を感じながら散歩をしたいという日にぴったりのスポットです!
ぜひ足を運んでみてくださいね。
スポット情報
スポット名 | 都立小平霊園 |
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所在地 | 東京都東村山市萩山町1-16-1 |
営業時間 | 8:30~17:15 (管理事務所) |
休業日 | 年末年始(12月29日~1月3日) |
TEL | 042-341-0050 |
Webサイト | http://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/000/000127.html |
この記事を書いた人
こだいら観光まちづくり協会さん