レトロな洋館でガスの歴史と人々の暮らしの変化をリアルに追体験!ガスミュージアム 観光
新青梅街道沿いに赤レンガの洋館が顔をのぞかせ、明治の文明開化の雰囲気を
漂わせている場所があります。
これは一体何?と興味を持っても通り過ぎてしまっているとしたら、もったいない!!
ここはガスの歴史やガス灯の魅力が体感できるミュージアム。
駐車場も入場料も無料で、気楽に立ち寄れるスポットなのです。
日本ではじめて暮らしの中でガス灯が使われだしたのが明治5年、横浜でのこと。
博物館では、私たちの暮らしとともに歩んできたガスの歴史を紹介しています。
赤レンガの建物や、ガス灯が立ち並ぶ広場はレトロな雰囲気たっぷり。
さまざまなイベントや企画展、さらにはコンサートなんかも開催されていて、
大人はもちろん、小さな子どもまで楽しめちゃうステキなスポットです!
入場してまず目に止まるふたつの建物は、「ガス灯館」と「くらし館」。
いずれも明治40年代に建てられた東京ガスの社屋を移設復元したものだそう!
博物館というより、まるでどこかの貴族のお屋敷のよう。
ガスは熱源として利用される前は灯りとして使われていました。
そのため、ガスミュージアムでも「ガス灯館」と「くらし館」で分けて展示がされています。
「ガス灯館」には、明治時代のガス灯や錦絵などが展示されています。
鹿鳴館の壁に掛けられていたランプや優雅な英国製のシャンデリアは、
眺めているだけでウットリ。
気分はもう、ありし日の華やかな舞踏会へとタイムトリップしてしまうはず☆
この花の形をした灯りは「花ガス」と呼ばれる器具。
鑑賞用として博覧会の会場などに展示されていた、いわば昔のイルミネーション!
この灯りを昔の人も見ていたんですね〜。
ゆらゆらと揺れる青い炎はなんともロマンチック!
街のイルミネーションに負けないくらいキレイな灯り、必見です。
明治から大正時代に入ると、それまでは「灯り」として使われていたガスが、
やがて「熱源」として活用されるようになります。
そのおかげで、私たちの暮らしはますます便利になっていきましたよね。
「くらし館」の方では、そんな140年以上にわたるガスと人々が共存してきた
長い歴史の変遷が、とっても分かりやすく展示されているんですよ。
このほかに、ガスの広告に使われた歴代のポスター、ガスの製造工程を
気軽に学べる展示なども楽しくて、見ごたえたっぷりです。
夏休みには、多くの小学生が自由研究で訪れるガスミュージアム。
もちろん夏以外だって、自然の木の実や枝で工作するネイチャークラフト、
クリスマスコンサート、春イベントなど、お子さんが楽しめるイベントがいっぱい☆
(詳しくは、公式サイトをご覧ください)
敷地に立っているガス灯も見逃せないポイントのひとつ!
このガス灯は、実際に使われていた貴重なもの。
日本だけでなくパリやロンドンなどのガス灯があり、
最も古いのは横浜にあったガス灯だそう。
昼間からすべてに灯りが灯り、種類によって風合いもさまざま。
何気なく建っているガス灯にもひとつひとつストーリーがあり、
夕暮れ時に見に行くだけでも楽しめるかも。
ちなみにガーデン内のベンチは飲食OK。
あたたかい季節には家族連れがお弁当を食べる様子も見受けられるそう。
1日ゆっくり楽しめますね♪
希望すればスタッフによるガイドもしていただけるとのことなので、
説明を聞きながらじっくりと回るのもオススメ☆
スポット情報
スポット名 | ガスミュージアム |
---|---|
所在地 | 東京都小平市大沼町4-31-25 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
休業日 | 月曜日、年末年始(月曜日が祝日および振替休日の場合は翌日が休館) |
TEL | 042-342-1715 |
Webサイト | http://www.gasmuseum.jp/ |
この記事を書いた人
こだいら観光まちづくり協会さん
コメント
一覧を見るずっと気になってたあの建物〜!知らなかった☆
加藤勝也さん
横浜のレンガ倉庫を連想する、壮大な建物が小平の地にあることを知らないヒトが多いと思います。本物のガス灯が見れる!あの歴史の教科書に載っている明治大正ロマンを実体験できるんです!広い庭園も、西欧の王侯貴族になった気分でゆったりとくつろげます。オススメの場所です。近くには壮大な日本庭園で史跡指定を受けた「顧想園」(村野家庭園・申込制)もありますよ!