薫り高い自家焙煎のコーヒーを、老舗の喫茶店「永田珈琲」でゆっくりと♪ スイーツカフェ
一杯のおいしいコーヒーをゆっくりと味わいたくて、地元でおなじみの老舗「永田珈琲」におじゃましました。
お店は小平駅南口すぐ近くのビルの2階。
下からは店内の様子がうかがえず、初めての方は入りにくいかもしれませんが、
一度訪れると「小平駅に降りたら必ず寄ろう」と思えるお店です。
▲南口すぐのグリーンプラザビルの2階へ。店内に入ると「こんな空間だとは!」と驚くかも♪
店内はL字型になっており、北海道や松本の民芸家具が配され、木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気。
カウンター後ろの10mほどの棚にコーヒーカップが整然と並ぶす光景は圧巻です。その数なんと約600客!
▲老舗の喫茶店だからこそ醸し出せる空気感。ほっと落ち着きます。
コーヒーはすべて自家焙煎です。
今でこそ自家焙煎のお店は数多くありますが、「永田珈琲」が取り組み始めたのは今から30年近くも前。
それまでは問屋から焙煎したものを仕入れていましたが、特徴のあるお店独自の味を出すため、
自家焙煎に切り替えたそうです。とはいえ教本などはなく、もちろん独学。
「主人が約半年、“焼いては飲み”を繰り返しました。まるで仙人みたいに(笑)」と永田さん。
それらをすべてデータにとり、今でもそのデータを基準に焙煎しているんですよ。
まず大切なのは豆の選別。お米のように生豆にも等級があるのだそう。
「等級が上の豆は粒が揃っていて本当にきれい。雑味のないスッキリした味が出ます」。
質の良い豆でないと、いくら焙煎で調整しようとしてもダメ。永田さんが使うのは
“スペシャリティ”と呼ばれる上質な豆。
「自分が飲んでおいしいと思うものを提供したいから」と妥協はありません。
豆の質と焙煎の度合いで味わいは変わります。深く煎ると苦みとコクが出て、
浅いと酸味が引き出されるのだとか。味わいを変えられるのが自家焙煎の強みであり、楽しさだと語ります。
焙煎した瞬間から劣化が始まるので、鮮度も大切です。
焙煎した豆を購入した場合は、密閉できる缶や瓶でしっかり保存して、なるべく早く飲んだほうがよいそうです。
コーヒーの種類はとにかく数が豊富!これも自家焙煎だからこそ。
さまざまな豆を独自に調合したブレンドは、「オリジナルブレンド」「香りNo1」など9種類。
酸味がなく一番軽い「やすらぎ・ブレンド」は女性に人気だそう。
ストレートは、酸味のある「キリマンジェロ」、苦味のある「スマトラ・マンデリン」など9種類あります。
さらに、「春風ブレンド」「涼夏ブレンド」など、季節のブレンドもあるので、それも気になりますね。
コーヒー自体に四季はないけれど、イメージしながら調合によって季節感が出せるのはおもしいですね☆
コーヒーカップは好きなものも選ぶこともできますが、「どのカップでくるかな?」と
お店の方が選んでくれるのを待つのも楽しみです。
オリジナルブレンド始め珈琲豆はすべて店頭でも購入できます☆(100g600円~(税込))
手軽に楽しみたい方にはドリップコーヒーもオススメ☆
軽食や甘味もあり、ケーキは『チーズケーキ』と『ガトーショコラ』の2種類。
「他にはなかなかない味ですよ」というチーズケーキは、開店当初から特注で作っているもの。
チーズそのもののようにずっしりと濃厚ですが、しつこくないので飽きない!
男性のお客さんでホールごと食べたいと言った方がいたそうですが、その気持ちわかります!
添えられた生クリームが少し甘くて、つけて食べるとまたおいしい☆
そして、それがまたコーヒーに合います!
「男性は1人客が多く、女性はグループでいらっしゃる方が多いですね。休日にはグリーンロードを
散策してから寄られる方も。みなさん、ゆっくりと過ごされます」と永田さん。
あまりに居心地がよくて、つい長居をしたくなる気持ちも分かりますね。
歴史を積み重ねてきたからこそ出せる味わいや雰囲気は、老舗の喫茶店ならでは。
何度訪れても、とっておきの場所だと実感します♪
スポット情報
スポット名 | 永田珈琲 |
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所在地 | 東京都小平市美園町1-6-1 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
休業日 | 無休 |
TEL | 042-345-9733 |
Webサイト | http://www.nagatacoffee.com/ |
この記事を書いた人
こだいら観光まちづくり協会さん