こんなに芸術が楽しめて無料!小平市自慢の「アートパーク」 観光
「美術大学の美術館」と聞くと、なんだかハードルが高いイメージを持たれるかもしれませんが、
そんなイメージをガラッと変えてくれるのが、「武蔵野美術大学 美術館・図書館」(以下美術館)。
「ムサビ」の名で親しまれる美大の美術館です。
とにかく何も考えず、気軽な気持ちでふらっと訪ねるのが一番。
美大の美術館でありながら、一般の方々に広く開放され、自由に入場できるんです。
もちろん、小平市民を証明するような書類の提示なども不要。
何といっても「入場無料」なのがスゴイ♪
正門からまっすぐ進み、中央広場を抜けるとあらわれるモダンな建物。
それが“ムサビ”のシンボルともいえる美術館です。
受付でパンフレットを受け取ったら、さあ、肩肘張らずにアートの世界へと身をゆだねましょう。
早速入館したら、どんな作品や展示会に出会えるかは、その時期のお楽しみ。
なぜなら当美術館、年間10本前後も展示会が催されるなど、
企画展がとってもバラエティに富んでいるんです。
「何度来ていただいても、新たな作品に出会えるよう、『発見の楽しさ』の演出を
心がけています」という、スタッフの方々の心づかいと想いが込められた作品は、
絵画、写真、彫刻、椅子、工業製品などなど。
友人や恋人となら作品を語らいに、子どもとなら芸術への好奇心のきっかけに、
というのがオーソドックスな鑑賞スタイルかと思えば、
「お一人での鑑賞もオススメですよ。忙しい現代社会って、実は『無』になる時間がつくりづらい。
美術館って一見難しく考えさせられるようで、実は作品鑑賞に没頭することで、
日常の悩みや不安を忘れさせ、ちょっと『無』に近い感覚を与えてくれるんです」という
スタッフの方の視点にはハッとさせられました。
美術館という名の“ヒーリングエリア”。
うーん、なんで今まで利用しなかったんだろうと感じさせるほど、
当美術館はとても居心地のいいスポットなんです。
作品によっては、触れられたり。音やサウンドが聞こえてきたり。
あるいは実際に創作活動ができたり。
「体感と参加」の両方が体験できる展示スタイルやイベントなど、
UX(ユーザーエクスペリエンス≒館内・外で得られる来館者の体験)の領域まで
考えられたスタッフの方々の試みも、当美術館の人気の理由のひとつ。
忙しいときこそ、ムサビの“ヒーリングエリア”に足を運んで、“無”を手に入れよう。
モダンな館内で催されるのは企画展だけではなく、トークイベント、シンポジウム、
ミニチュアの椅子をつくるワークショップといった教育普及プログラムまで、
イベントが盛りだくさん。
小中学生や高校生、もちろん大人まで、さまざまな年代に合わせた参加プログラムを開催。
ワークショップは、通例は夏・冬の休みの季節に催されるので、
連休中の子どもにも大人気なんだそうです。
約400脚、いえいえ椅子の域を超えたアート作品ともいえるため約400作品というべきか。
個性的、かつ人の座り心地をトコトン追求した数々の椅子が鑑賞できるギャラリー。
(一般の方は展示ブース内への入場はできません。)
この美術館は、椅子ギャラリーのほか、民俗資料室、さらには図書館や図書館に付属する
イメージライブラリーを有する「美と知」の複合施設になっているようです。
(図書館やイメージライブラリーは一般の方は利用できません。)
館内には多くのスタッフの方々がいらっしゃるので、作品やイベントについて
気軽に質問すれば、さらなる気づきを得られるかも。
なお、イベントなどのお知らせは公式サイト、Twitterなどでも随時発信中!
(詳しくは公式サイトをご覧ください。)
大学構内には一般の方も利用できるベーカリー、ベンチ、テーブルもあり、
子どもやベビーカーを連れた家族でにぎわうのは普通の光景のよう。
身近で自由で気軽に芸術を楽しめる、小平市自慢の「アートパーク」です。
スポット情報
スポット名 | 武蔵野美術大学 美術館・図書館 |
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所在地 | 東京都小平市小川1-736 |
営業時間 | 月~金曜日/10:00~18:00 土曜日、特別開館日/10:00~17:00 |
休業日 | 日曜日、祝日、展示替期間 ※入試シーズンなどで休館することもあります。詳しくは公式サイトなどでご確認ください。 |
TEL | 042-342-6003 |
Webサイト | http://mauml.musabi.ac.jp/ |
この記事を書いた人
こだいら観光まちづくり協会さん
コメント
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加藤勝也さん
美術といえば有名な絵画や工芸品のイメージですが、美大の美術館は美術=自由な感性に遊べるワクワクする場所です。有名な本物を人垣にまみれて垣間見るのではなく、じっくりとモノ・ヒト・コトに対峙できます。評価を下すのはタブー。と思います。