全国から仕入れるそばの実を自家製粉!個性豊かなそばの真髄を味わおう♪ 和麺類
小平といえばうどん、と思われるかもしれませんが、おいしいそば屋ももちろんあります!
西武多摩湖線・青梅街道駅から徒歩2分、青梅街道沿いにある「佳蕎庵」は、
2010年の開店以来、そば通を唸らせる存在なんです☆
「食材に原価をかけたいから」と居抜きでオープンしたそうで、外観はとてもシンプル。
店内はカウンターとテーブル席で、黒で統一されたテーブルとイスが並び、スッキリとした雰囲気です。
まず目に入ったのが、本日のそばの実の産地や品種が書かれたボード。
しかも、打つそばのタイプによってすべて違う!
日本各地に産地があり、生産量は北海道が最も多いのですが、南の鹿児島も上位に入るそう。
品種によっても違いますが、たとえば栃木のそばは甘くてキレイ、
北海道は若草っぽいなどの特徴があるんですって。
佳蕎庵では、そんな個性豊かなそばの実を全国から厳選して仕入れ、自家製粉しているんです!
「そばは産地や品種によって、味わいや香り、風味も全然違います。
実の管理の仕方、挽き方、加水率、水の温度などでも変わってくる。
打つたびに違いますから、常に同じそばを出そうとは考えていません。
一期一会の農産物としてそばを提供していきたいと思っているんです」と店主。
笑顔のやさしい気さくな方で、そばに関する質問にも丁寧に答えてくださり、
真摯(しんし)な姿勢が伝わってきます。
そばの実は直接農家から仕入れたり、製粉店から購入したり、
そば屋から分けてもらうこともあるとのこと。
低温できちんと保存し、毎日使う分だけ挽きます。
電動の御影石、ドイツ製セラミック電動臼、岡崎の御影石手びき臼、電動のミルの4種類を使い分けているそう。
つまり、その日によってそばの挽き方を変え、さらにふるい方、
ストレートで使うかブレンドするかといったことも変えているんです!
おすすめは、そばの食べ比べが楽しめる「佳蕎三昧」。
「生粉(きこ)打ち」「粗挽き」「並そば」の3種類のそばを、2種類のつけ汁でいただきます。
「生粉打ち」は、そば粉100%で打つ、つなぎなしの十割そば。
「粗挽き」は、粗く挽いたそば粉が入っています。
「並そば」は、二八以下のそば。つまり、つなぎが2割以下入っているということ。
「粗挽き」はそばの粒々がくっきり。香りや食感を生かすため、冷水で締めることはしないそう。
食べるとインパクトのある食感とともに、そばの風味と甘みが口中に広がります。
あと味もしっかりしていてずっと余韻が残る感じ。
「生粉打ち」は細かい目で挽いてあり、とても繊細。
しなやかな口当たりで、そばの爽やかな香りが鼻を抜けていく…。
「並そば」もコシがしっかりしていて、のど越しがとてもいい!
つけ汁は、辛口の江戸汁と普通の汁の2種類。
江戸汁は、昔のそば屋のつゆのイメージで濃い目にしてあり、
「生粉打ち」のそばを少しつけて食べるのがおすすめ。
普通の汁は江戸汁よりも薄めで、ドボンとつけても大丈夫。
ネギは小平産、辛み大根も無農薬のもの、わさびは静岡産と、
主役のそばを引き立てる薬味もカンペキ☆
「放牧豚野菜汁つけ」は、長野・安曇野で育った豚のバラ肉がたっぷり。
小平産を中心に旬の野菜も10種類くらいが入っており、
野菜の甘みと豚の脂の甘みが合わさって、これまた絶品♪
そばの実はきちんと管理すれば、寝かせたほうがおいしくなる場合もあるとのこと。
新そばも収穫してすぐに食べればよいというわけでもなく、2〜3カ月寝かせるとバランスがよくなるそう。
そばの世界は実に奥深く、ハマる人が多いのもわかりますね☆
日本酒や焼酎などのお酒をはじめ、一品料理も充実。
魚は築地から仕入れ、野菜もできる限り小平産を使います。
厳選した油で揚げる天ぷらもおいしそう。
お酒とつまみを楽しんでそばでシメル、というのもオツです♪
天ぷらや鍋などのコース料理もあり、いろんな楽しみ方ができるのも佳蕎庵ならでは。
本気でおいしいそばを味わうなら迷わずココへ!
スポット情報
スポット名 | 佳蕎庵 |
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所在地 | 東京都小平市小川町2-1362 |
営業時間 | 11:30〜14:00 17:00〜22:00(L.O.21:00) |
休業日 | 月曜、第3火曜(祝日の場合は翌日) |
TEL | 042-347-0655 |
Webサイト | http://bishu-kakyou.com |
この記事を書いた人
こだいら観光まちづくり協会さん
コメント
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こだいら観光まちづくり 協会さん
間違いなく、小平を代表する名店だと思います!そばはもちろん、天ぷらもおいしいですよ。ハモとかキスとかエビとか…。カラッとあがった天ぷらと冷たいそばの組み合わせは最高ですよね。