【閉店しました。長い間、ありがとうございました】SLが料理を運ぶ!小平に再現された懐かしい“故郷”で楽しい食事の時間を♪「いろりの里」 観光

西武多摩湖線の一橋学園駅から歩いて約15分、もしくは西武国分寺線の鷹の台駅から歩いて約20分。

お店が玉川上水沿いにあるので、向かっている途中も散策気分が味わえて、20分なんてあっという間☆

こんもりと森のような一角が現れます。石畳を歩いて竹林の中に入っていくと、そこは別世界!

木々のざわめきの中、鳥のさえずりが心地よく耳に響き、外の喧噪が嘘のよう。

 

▲石畳のアプローチを歩いて待合室へ。期待が高まります☆

 

▲生け花が見事な待合室。囲炉裏の部屋もあります。

 

待合室を出て進むと、そこには風情ある庭園が広がっていました。茂る竹林、苔むした地面、四季折々に咲く花々と、

自然豊かな風景に思わずため息。食事のお部屋はすべて個室で、庭園に面して並んでいます。


▲茶室の横を通り庭園へ。散策路があるので、のんびり散歩もできます。

 

お部屋に案内される前には茶室で抹茶のサービスも☆ちょっと特別な気分になりますね♪

(基本的に通常コースのサービスとなり、ランチコースはそのままお席へのご案内となります)

 

▲お部屋へ向かう途中には水車や井戸などがあり、懐かしい気分に。

 

庭園側からではなく、ぐるりと回ってお部屋へ向かいます。

歩を進めると水車や井戸、そして茅葺き屋根の東屋……なんだかタイムスリップしたかのよう☆

打ち水をした石畳はしっとりとした風情で、水路にはゆったりと錦鯉が泳ぎ、滝の落ちる音も涼やか。

聞こえてくる琴の音が優雅な雰囲気を演出してくれます。

 


▲大きな錦鯉にびっくり!通称「シロ」。普通の大きさに比べ優に2倍以上はあります。

そういえば、入口に鯉の餌が置いてありました。

 

靴を脱いでお部屋へ。個室なので小さな子ども連れでも安心♪

「三世代で利用される方が多いですね」と支配人の藤井究磨さん。

 

▲お部屋はつなげると最大50名まで入れるそう!しゃぶしゃぶやすき焼きの場合、コンロはセットされています。

 

お料理のメニューは3種類。

極上の国産牛か特選ズワイガニかを選べる「しゃぶしゃぶコース」4,500円〜(税・サ別)、

和牛たっぷりの「すき焼きコース」6,500円〜(税・サ別)、国産牛を使った「ステーキコース」4,500円〜(税・サ別)。

平日(月〜金)はランチコースもあり、「しゃぶしゃぶランチ」「ステーキランチ」各2,500円(税・サ込)とおトク☆

 


▲通常のコースは3種類。左から「しゃぶしゃぶコース」「すき焼きコース」「ステーキコース」。

 

▲「お子様ランチ」2,000円(税・サ別)。汽車のプレートがかわいい☆

 

子どもには汽車プレートが付く「お子様ランチ」を。

しゃぶしゃぶ、すき焼き、ステーキから選べます。

 

 

▲お料理を運ぶC11形の蒸気機関車。汽笛とともにお部屋の縁側に到着!外側を走る小さい汽車も子どもたちに人気です☆

 

さて、いよいよお食事。メインイベントの時間です。

ここでは蒸気機関車が料理を運んでくるのです!「汽車で料理の運搬サービス」は小平名物となっていて、

「コダイラブランド」にも認定されているんです☆

発車する際は部屋に連絡がくるので、縁側へ。汽笛とともに向こうから汽車が走ってきます。

貨物車の中に入っているのは、お子様ランチやすき焼きやしゃぶしゃぶの食材など。

部屋の前で止まるので、貨物車を開け、料理を取り出します。これがとっても楽しい!特に子どもは大喜び☆

そして、喜ぶ子どもを見ている両親や祖父母の方々もうれしそう。

 

「お子さんは食事の席に飽きてしまいがちですよね。だから、とても喜んでいただけます」と藤井さん。

蒸気機関車は本物の1/12の大きさで、造作もリアル。まさに食とエンタテインメントの融合です!

でも、どうしてSLを走らせているのでしょうか。

 

「少し昔の日本において懐かしい故郷の記憶のひとつに、SLの“ポ~”という汽笛の音があると思います。

当店は、小川や井戸、水車、囲炉裏などを配し、誰もが懐かしく思う“故郷”をテーマにしています。

ですから、SLも大切な要素なんです」とオーナーの加藤勝也さん。

 

加藤さん自身も、SLが姿を消してきた昭和40年代に、父親に連れられて北海道へ走っているところを見に行ったそうです。

迫力ある汽笛の音が記憶に残り、SLを走らせることで小平に“故郷”を再現したい、懐かしい風景を皆さんに楽しんでいただきたい、

そう強く思ったと言います。

 

ちなみに、全国に汽車が料理を運ぶお店はけっこうありますが、「いろりの里」が元祖。特許も取得しているんですって!

 

▲開店時に料理を運んでいた「弁慶号」1号、2号。「弁慶号」は日本で初めて新橋〜横浜間を走った汽車だそう。

 

SLを知る世代は少しノスタルジックな気分に、SLを知らない世代も、そして小さな子どもも、ここで過ごした時間は

きっと大切な記憶になっていくに違いありません。また、おいしい料理や楽しい時間はもちろん、忘れかけていた

日本の懐かしい原風景に身を置くことで、帰るときには何か大切な宝物をもらったような温かい気持ちになっていることに気付きます。

ぜひ、皆さんでお出かけくださいね♪

 

駐車場完備なのでもちろん車でもOK。近隣の場合、4名からは送迎も利用できます。

土日は予約が確実です☆

 

▲仲居の渡辺弦(つる)さん。やわらかな笑顔と物腰で案内してくれます。

スポット情報

スポット名 いろりの里
所在地 東京都小平市上水本町2-19-22
営業時間 11:00〜21:30(L.O.20:00)
休業日 火曜日、年末年始
TEL 042-321-0294
Webサイト http://irorinosato.jp

この記事を書いた人

こだいら観光まちづくり協会さん