小平市にご当地ヒーローがいるのはご存じですよね？

その名も「地域宣伝隊　コダレンジャー」。

小平市の魅力を伝えるべく2011年10月に誕生して以来、地域のお祭りやイベントなどに

数多く出演し、子どもから大人まで幅広く市民の人気を集めています。

もともとは小平市の職員のアイデアから生まれたというコダレンジャー。

全国各地にご当地ヒーローは数多く存在しますが、行政が主体となって、

「市」によって作られたヒーローは日本でもコダレンジャーだけなんですって。

前置きはさておき、さっそくコダレンジャーの3人にご登場いただきましょう！

「私はリーダーの丸ポストレッドだ。

顔をよく見てごらん、郵便マークがついているだろう。そう、小平市には昔なつかしい

丸型ポストが都内でいちばん多く残っているんだ」

「オレはグリーンロードグリーン。

みんな、小平グリーンロードって知ってるか？小平市をぐるりと取り囲む、水と緑の散歩道だ。

長さは約21km。オレの顔は、小平の“市の鳥”コゲラが羽ばたく姿になっているんだ」

「やっほー、ブルーベリーパープルだよ。

小平市は日本ではじめて農作物としてブルーベリーを作ったんだよ。

だから、ほら、私の首飾りはブルーベリーになっているでしょ」

丸ポストレッドは、真面目でちょっと頭がカタいお父さん的キャラクター。

古いものが好きで、失われつつあるものを見直そうという信念のもとに生きています。

グリーンロードグリーンはちょっとクールでキザな性格ですが、自然を愛し、

生き物を慈しむ優しい顔も。

そしてブルーベリーパープルはチャキチャキした女の子。

食べることが大好きで、いつもお腹を空かせています。

そんな個性豊かな3人のヒーローは、多くのボランティアスタッフのサポートによって

支えられています。テーマソングの数々や、それに合わせたダンス、ショーの演出などは、

すべてスタッフたちが考えるんですって。コダレンジャーが登場してステージで踊ると、

子どもたちも一緒になって大盛り上がり！

★そんなコダレンジャーのPVはこちら

数あるコダレンジャーのステージのなかでも、いちばんの大舞台は毎年11月に開催される

「小平市産業まつり」でのヒーローショー。

壮大なストーリーのもと、さまざまなキャラクターや敵が登場し、コダレンジャーの世界観を

存分に楽しむことができます。

でも、「地域宣伝隊」として活動するコダレンジャーの「敵」って一体どんな奴らなのでしょう？

▲ワルビィとガイチューン

公式キャラクターとして「ワルビィ」と「ガイチューン」という敵が登場するほか、

過去には非公式キャラクターとして「悪の帝王 氷塚」なる強敵が登場したことも。

「氷塚（こおりつか）」は「効率化（こうりつか）」の象徴。

グリーンロードグリーンをこんなふうに攻撃します。

「グリーンロード？車が通れない、あんな狭い道なんて、なんて非効率なんでしょう。

もっと大きな道路を作って、車をどんどん通す方が絶対効率的なんです」

それに対してグリーンロードグリーンは猛反撃！

「道というのはな、自分の足で歩くからいいんだぜ。車で通り過ぎたんじゃ、
そこに咲いている花の香りにも気が付かないぜ！」

今の時代、非効率と言われるかもしれないけれど、自然を愛し、古いものを尊び、

心と心の交流を大切にしたい……

「コダレンジャー」は、そんな小平市民の願いの表れなのではないでしょうか。

それでは最後に、リーダーの丸ポストレッドから小平市民の皆さんにメッセージを。

「みんな、小平市のことが大好きかな？私たち“地域宣伝隊コダレンジャー”は、

小平市が大好きだ。我々を生み出してくれた小平市の人々の熱い想いを受けて、

コダレンジャーは日々、パワーをもらっているぞ。ほどほどに不便で、ほどほどに便利な小平市。

都心がいいという人もいるかもしれないが、この小平市の、プチ田舎な部分が我々には

住みやすいんだ。きっと。小平市に住むみんなも同じ想いなんだと思うよ！

これからも、コダレンジャーと一緒に小平市のいいところを探していこう！」

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