世界最大級のプラネタリウムで星空を満喫 大人も子どもも楽しめる科学館! 観光文化とっておき

花小金井駅からバスで約6分。

到着して、まず、近未来的で巨大なドームにびっくり!

ここは、さまざまな体験ができる5つの展示室と、

このドーム「サイエンス・エッグ」からなる科学館。

 

1番の人気は、プラネタリウム!

直径27.5メートルの大型ドームに最新鋭の投映機を導入し、

世界最大級の1億4000万個の星をLED光源で投影。

 

専門スタッフのライブ解説が楽しいプラネタリウムと、

4Kプロジェクターを使い臨場感が体験できる大型映像が観られる「サイエンス・エッグ」へ。

 

ここでは、平日は2〜3回、土・日曜日・祝日は5回投影があります。

プラネタリウムの内容は約2カ月ごとに替わり、

なんと、テーマや解説もすべてスタッフの手作り!

 

解説員によって語り口や演出、BGMが違うので、何度行っても楽しめます。

 


▲びっくりするくらい広いドーム一杯に繊細な星の輝きが広がり、迫力満点!

 

「プラネタリウムが目的だったけれど、展示室も面白かった!

とおっしゃる方が多いんですよ」と、広報の春口芽生さん。

 

なにしろ、展示室にはユニークな体験メニューが盛りだくさん。

実際に体験することで科学の面白さを発見できます。

大人んも子どもも、楽しめます。本当におすすめです!

 

▲入口には「無人惑星探査機ボイジャー」の原寸大の模型が。

 

館内をより楽しむためにおすすめなのが、“クイズラリーに参加すること”!

はじめにカードを作って、いざ館内へ!(カード代200円(税込))

 

▲クイズラリーカード。自分の顔写真が入ります☆

 

 

 

▲カードはすぐに作れます(左)。こんなグッズがもらえる☆(右)

 

 

さあ、展示室へ。

 

展示室1は「チャレンジの部屋」。

力や重さ、光などについて、頭と身体を使って体感しながら学んでいきます。

 

「身近なものを科学の目で見る」がコンセプトとあって、生活用品などを駆使してあり、

どれも親しみやすい☆

 

実物が入った元素周期表は手作り感たっぷり。

学生のときにこれがあったらすんなり理解できたのに!

▲元素周期表。フッ素(F)のスペースには歯磨き粉が!

 

この展示室で、特に面白かったのが「ムーンウォーカー」!

 

重力が地球の6分の1になる月面の歩行を疑似体験できちゃうんです。

装置に座って軽く地面を蹴ると、思わぬ軽さで身体が高く飛び上がります。

月に行ったらこんな感じなんだ!大人だって思わず歓声を上げてしまいます♪

▲初めて体験する宇宙遊泳に大興奮!

 

 

展示室2は「からだの部屋」。

五感を使っていろんなゲームに挑戦したり、身体の仕組みを再発見できたりします。

 

展示室2〜5には、それぞれ気軽に実験や工作イベントに参加できる「ラボ」があるんですよ♪

見るだけじゃなくて、“体験できる”というのが、この施設の最大のポイントですね。

 

人気は中央にある「からだラボ」。

対面式の「からだラボ」にはたくさんのボランティアスタッフがおり、

知恵を働かせて一緒にゲームをしたり、ものづくりを体験できたりします。

遠足に来ていた小学生たちもあっという間に集まってきました。

置いてあるのはパズルや知恵の輪などシンプルなものが多いですが、

ワイワイとても楽しそう。

 

簡単そうに見えて、意外とむずかしい。

でも、それがおもしろい!

 

▲「からだラボ」のボランティアスタッフ。皆さん、とても話が上手☆

 

「からだラボは、専門職だった方や趣味が高じた方など、

総勢100人のボランティアスタッフが企画運営しています。

彼らとのコミュニケーションによって、理解度も違ってくるんですよ」と春口さん。

スタッフとの会話も楽しく、ついつい長居してしまう人も多いんですって☆

 

▲人体探検にも挑戦。白い布をまとって身体の器官のボタンを押すと、その部分が映ります。

 

展示室3は「しくみの部屋」。

私たちの暮らしに欠かせない電気や水、ガスなどの社会のしくみや

機械のしくみについて学びます。

 

この日、この部屋にあるしくみラボをのぞいてみると、

おろし金やお玉などの身近な調理器具を使って骨伝導(こつでんどう)を感じる実験を

やっていました。この実験、やってみてびっくり!

 

こんな音がするんだ!と大人も夢中になってしまいます。

▲指にひもを巻いて耳に入れ、そのまま調理器具を机などに当てれば、大聖堂の鐘の音が!なんでだろう!?

 

▲大阪万博で活躍したという貴重な「相澤ロボット」もいました。

 

 

展示室4は「しぜんの部屋」。

主に武蔵野台地で見られる動植物の生態系や自然環境を知ることができます。

 

雑木林のジオラマ、昆虫の標本や動物のはく製…ここにあるものの多くは本物。

年に数回入れ替わる展示もあります。

 

▲多摩川に棲む魚の水槽。たくさんの種類が泳いでいます。

 

最後の展示室5は「地球の部屋」。

化石や岩石を観察したり、オーロラや竜巻、地震などの自然現象の仕組みを学んだり、

地球の活動について理解を深めることができます。

 

▲「地元を知ってもらおう」と、武蔵野台地の地形がわかる立体地形模型。

 

▲地上だけでなく海底の地形もわかる地球儀。

 

▲「ちきゅうラボ」では、顕微鏡で小さな化石を見せてもらいました。

 

 

1階にはカフェや、食事の持ち込みもできる休憩室もあります。

オムツ替えや授乳スペースもあるので、赤ちゃん連れのお母さんも安心ですね♪

 

▲窓が大きく明るい休憩室。畳敷きのスペースもあります。

 

それ以外にも、読み聞かせや積み木のスペースもあるので、

小さな子どもとその兄弟姉妹、どちらも楽しめそうです!

 

▲案内してくれた広報の春口芽生さん。地域の科学館としての役割を、とても大切にしていらっしゃいました。

 

子どもも大人も1日たっぷりと楽しめる科学館。本当に楽しいです☆

机の上では学べないことがたくさん体験でき、

頭だけでなく、身体で理解できるのが何よりも魅力的♪

 

そして、ボランティアをはじめ、たくさんのスタッフが愛情を込めて手作りしたり、

わかりやすく解説してくれたり。科学を体験する面白さももちろんですが、

温もりあふれる雰囲気もとても印象的でした。

 

体験教室やイベントもたくさん開催されているので、詳細は公式サイトをご確認ください。

 

 

スポット情報

スポット名 多摩六都科学館
所在地 東京都西東京市芝久保町5-10-64
営業時間 9:30〜17:00(入館は16:00まで)
※7月末〜8月末は17:30閉館
休業日 ・月曜日(祝日の場合は翌日)
・年末年始
・機器調整の休館日あり
※春、夏、冬休みは月曜日も開館
TEL 042-469-6100
Webサイト https://www.tamarokuto.or.jp/

この記事を書いた人

こだいら観光まちづくり協会さん

コメント

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こだいら観光まちづくり 協会さん

雨が降ったときの切り札は、やはりココですよね。子どもの年齢に合わせて興味も変わっていくけれど、いつ行っても必ず帰るときには笑顔。プラネタリウムはもちろんですが、4Kプロジェクターを使った大型映像はテーマもあって楽しいものばかり。「からだラボ」で知恵の輪やパズルに夢中になる子続出です!