明治37年創業の狭山緑茶問屋「鈴木園」でこだいら土産をトレジャーハント☆ スイーツ買う
小平観光の後は、やはりお土産を買いたいですよね。何を買いましょうか?
小平はブルーベリー発祥の地だから、ブルーベリー商品?
日本一の丸ポストがあるから、丸ポスト商品?
それとも新田開発当時、短冊型農地に垣根として植えていたお茶?
いろいろ悩むけれど、鈴木園ならどの商品でも揃っています☆
のぞいてみないと、損しちゃいますよ
鈴木園は青梅街道沿いで明治37年から創業している狭山緑茶問屋。
老舗感たっぷりですが、 “自分のものさしに合った地域の商品“が並び、地域になくてはならないお店なんです。
「『鈴木園をのぞいてみないと損しちゃうかな』と思ってもらえるよう、楽しいお店を目指しています」
というのは鈴木園三代目の店主・鈴木庸夫さん。
鈴木園は今ではすっかり地元で愛される“小平土産の店”にもなっていますが、
最初に鈴木園が商品開発に乗り出したのは、「新しい緑茶ファンを増やそう」という気持ちからだったそう。
もっちりトロ~リ抹茶大福が登場!
「まずは『玉川上水』というネーミングの緑茶を売り出しました。さらに新しい日本茶ファンを増やそうと、
お茶請けとしてスイーツの商品開発を始めたんです。抹茶とスイーツは相性がいいですから」と鈴木庸夫さん。
こうして鈴木園で生まれたのが、厳選された宇治抹茶を使った抹茶大福。
宇治抹茶あんとホイップクリームの相性が抜群で、もっちりトロ~リとしています。
さらには抹茶と相性のいいホワイトチョコレートを見つけ、
大人の女性をもとりこにする「抹茶ロールチョコレート」も開発。
本格的なお茶会等の抹茶をたっぷり練りこんだ抹茶ロールは日持ちをするし、ちょっとプレゼントするのにもよさそう☆
人口着色料等も一切使用していません!
「食べ物は作りたてが一番おいしいんです。商品を大切に扱うかどうかで味が変わってきていしまいます。
1回に1000個作ってしまうのではなく、鈴木園ではなるべく“できたて”のものを食べてもらえるようにしています。
生産性は悪いですが、製造側には途中で辞めずに育てるつもりでやるから、長く付き合ってほしいとお願いしているんです」
だから、鈴木園のスイーツはロングセラーなんですね☆
さらにおすすめなのが、ぶるべーマカロン。
コダイラブランドも登場!
箱も素敵で、食べてしまうのがもったいないほど。
こちらは、コダイラブランドにも認定されています。
一口めはサクッとしているのですが、意外と濃厚な味わい。
バニラビーンズの甘みとブルーベリーの酸味が抜群です。
さて、お茶のお土産は?と思われた方、ハイ! ありますよ。
鈴木園の地域土産の筆頭は、「丸ポスト銘茶」です。赤い丸ポストをモチーフにしたかわいらしい缶は、
飲み終わった後にもペン立てなどいろいろなものにも利用できちゃいます☆
「丸ポスト銘茶を作ろうとお茶缶メーカーに依頼したら、ビックリされましたね。
当時は原色のお茶缶はなかったので反対されたんです。
でも、無理にお願いして作ったら、話題になって。
東急ハンズからも連絡がきて、12色つくってくれと言われましたよ。さすがに12色は作りませんでしたが」(鈴木庸夫さん)
なぜ小平に狭山茶問屋?
ところで、なぜ小平に狭山茶問屋? と思いませんか。
小平はもともと開拓の地で、短冊型農地にさまざまな種類の穀物や野菜を植えて、リスク分散型の農業をしていました。
敷地と敷地の間には緑茶を植えて垣根とし、加工せずに葉ごと販売していました。
その加工工場が“狭山”にあったので狭山茶といいますが、実は小平産の茶葉も狭山茶として売られていたんですよ。
「お店が残るかは、お客さんが知りたい情報をピンポイントで伝えられるかどうか。
鈴木園の店員は10~20年も接客しているベテランばかりなので、
情報をきちんとキャッチして、お客さんが何を求めているかを考えて適切に対応してくれるんです」
と人気店ならではの自負を語ってくれました。
食育教室もやっています!
「最近は食育授業でお茶の入れ方教室などもやっているんですよ」と鈴木庸夫さん。
小学生からシニアの方まで、さまざまな世代にお茶の入れ方を教えているそうです。
一番反応がいいのが中学生だとか。ペットボトルでお茶を飲むようになっているのでお茶に対する抵抗感がなく、
急須でお茶を入れると「おいしい!」と言って、先生や親がビックリするほど飲むのだそうです。
味覚に繊細な上、舌も大人になっているので渋みの中の甘みがしっかり分かるのだとか。
鈴木園の次なる手は?
最後に、鈴木園の次なる”新商品“についても少し教えてもらいました☆
新商品のアイデアはテイクアウト型の日本茶!
「小平産業まつりの時、急須の日本茶をサービスしていたのですが、
30代の青年部が1杯ではなくてもっとたくさんの量を有料でほしいというんです。
お茶は振舞うものだと思っていたのですが、買いたいというニーズもあるのだと考えさせられました。
それに若い人はお茶を冷たい飲み物だと思っているんですよね。
だからテイクアウト用の冷たいお茶を販売しようと、武蔵野美術大学の学生にデザインロゴなどを頼んでいます」
(鈴木庸夫さん)
また鈴木園に新しい商品が増えそうです☆
スポット情報
スポット名 | 鈴木園 |
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所在地 | 日本東京都小平市仲町522 |
営業時間 | 10時~18時 |
休業日 | 不定休(月1回日曜日) |
TEL | 042-341-0509 |
Webサイト | http://www.rakuten.co.jp/suzukien/ |
この記事を書いた人
こだいら観光まちづくり協会さん
コメント
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加藤勝也さん
鈴木園さんに行くとおいしいお茶が無料で一杯いただけます。これがおいしい。店内を見回すと地元のお宝がたくさん隠れてます。ぶるべーマカロン、トマトゼリー、こだプリン、冷やし大福…発見すると買うことに…茶舗というかお茶屋って感じの楽しみがあります。貴重な丸ポストも現役です。目の前のナカマチテラスと裏の整備された用水路とあわせて、こだいらを楽しめるおすすめスポットです!