第3回  小平フォト五七五コンテスト2025 受賞作品の発表

第3回 小平フォト五七五コンテスト2025 「小平の秋」の受賞作品を発表いたします。

たくさんのご応募ありがとうございました。

 

(選者・選評 中嶋憲武)

 

 

 

 

 

 

 

入賞【天】

半鐘は何も語らず秋夕焼      木村カズ

 

選評

昔は火事を知らせる設備として、大いに活躍したであろう半鐘。現在はひっそりと吊り下がり、疲れを癒しているかのようです。秋夕焼の広がりと小さな半鐘の対比がよかったです。

 

撮影場所

上水本町(玉川上水近く)

 

 

 

入賞【地】

愛犬と色とりどりの紅葉狩      まじそ

 

選評

紅葉狩は「紅葉の名所を訪ね歩き、その美を賞すること」と俳句歳時記にあります。しかし名所ではなくとも、近所に紅葉を見に出かけ、楽しむこととしてもいいでしょう。この句は、愛犬と二人で紅葉のいろいろな色の葉を拾って楽しんでいる様子がよく伝わってきます。

 

撮影場所

玉川上水

 

 

 

入賞【人】

あおピンク白みどり秋はにぎやかだ   ねねちゃん

 

選評

俳句は五七五音ですが、この句のように「あおピンク(五)白みどり秋は(八)にぎやかだ(五)」と、短い形式がゆえに難しいテクニックを使って、五八五となってしまっても、許容範囲でしょう。花の色だけを言って、にぎやかさを伝える手法もさることながら、大胆な構図の写真もよかったです。

 

撮影場所

小金井公園(小平市エリア)

 

 

 

【玉川上水賞】

秋の上水鍬ともっこの夢の跡       一歩

 

選評

玉川上水は承応2年(1653年)に玉川兄弟によって羽村・四谷大木戸間が開通しました。

鍬は土は掘り起こす農具、もっこは掘り返された土を運ぶための農具です。秋の玉川上水に立って、遥かな江戸の昔に思いを馳せているのでしょう。具体的な道具の名前を出して、夢の跡と結んだところがよかったです。

 

撮影場所

玉川上水(鷹の橋にて)

 

 

 

【萩山公園ライトアップ賞】

 

紅葉道はらからと行く帰り道     こいねこ

 

選評

ライトアップされた紅葉を見ながら、仲の良い人たち(あるいは兄弟姉妹でしょうか)と一緒に帰る情景がよく出ています。「はらから」というゆったりとしたリズムの言葉を持ってきたところと、闇を活かした構図の写真もとても素敵でした。

 

撮影場所

小平市立萩山公園

 

 

 

【佳作1席】

灯に映えし紅葉きらめく夜の庭      goto_traveling

 

選評

「紅葉きらめく」の中七と望遠の効果の効いた構図の写真がよかったです。

 

撮影場所

小平市立萩山公園

 

 

 

【佳作2席】

イチョウより早くお家に帰りたい    まちこうめ

 

選評

犬の気持ちになっているところがよかったと思います。遠近の効いた構図もいいです。

 

撮影場所

小平市立中央公園

 

 

 

【佳作3席】

よっこいしょお尻にどんぐりごめんなさい  なでしこ

 

選評

腰掛けたところにあったどんぐりに対して、語りかけている優しいところがよかったです。黒いベンチもいいですね。

 

撮影場所

玉川上水

 

 

 

【佳作4席】

大ケヤキ鰯雲をばひとっ掃き     たかまき

 

選評

大きなケヤキを箒のようだと見たところがよかったです。

 

撮影場所

小平市小川町

 

 

【佳作5席】

黄の列車落葉の道を親子ゆく     後藤ファラ

 

選評

落葉の道と黄の列車の位置関係が、奥行きを見せていると思いました。

 

撮影場所

小平市立中央公園

 

 

 

【佳作6席】

放課後にゆーほーの天よりいちょう散る

アヤカウ&ひろちゃん

 

選評

放課後の開放感と、UFOを「ゆーほー」と表記したところに更なる開放感が感じられてよかったです。

 

撮影場所

小平団地内UFO公園

 

 

 

【佳作7席】

丸ポスト紅葉の赤に溶けにけり             Jun_flat

 

選評

小平市の特徴的な丸ポストが、紅葉に溶けてしまったと見たところがよかったです。

 

撮影場所

小平市役所

 

 

 

【佳作8席】

夕暮れに親子で愉しむ萩もみじ    正ウサギ

 

選評

家族のゆったりとしたひとときが、よく伝わってきます。

 

撮影場所

小平市立萩山公園