【報告】彫刻ボランティアのみなさんと素巖の彫刻を磨きました
11月7日(木)、彫刻ボランティアのみなさんと、狭山・境緑道にある齋藤素巖の彫刻を洗って磨くメンテナンスを行いました。
メンテナンスを指導したのは、武蔵野美術大学卒の高嶋直人さん。市民と楽しみながら行う屋外彫刻のメンテナンスに全国で取り組んでいます。
近代彫刻の旗手といわれる齋藤素巖は、亡くなるまでの31年間を小平市学園東町に居を構え、芸術活動を行いました。
小平グリーンロードの小平駅から花小金井駅の間の「齋藤素巖・彫刻の小径」には素巖の彫刻が17作品あります。
今回は、これらの作品を洗い、磨きました。
小平グリーンロードの素巖の彫刻は、設置以来、市民ボランティアにより毎年2回、春と秋にメンテナンスが行われ、設置当時と変わらない、よい状態のまま保存されています。高嶋さんによると、このように継続してメンテナンスされている屋外彫刻は全国的に見ても珍しいそうです。
彫刻を洗い、磨くことは、彫刻を観賞することでもあるといいます。ふだんは、あまり触ることのない屋外彫刻ですが、存分に手で触れ磨き、専門家の解説を聞き、いつもとちがう鑑賞ができます。
小平市内には、たくさんの屋外彫刻があります。市民の財産である屋外彫刻をこれからも大切にして守っていきたいと思います。
メンテナンスを指導する高嶋さん