小平を訪れる人たちを支えてきた、市内唯一のビジネスホテル☆ 観光とっておき
以前は小平市にも複数あったという宿泊施設も、今となっては1軒のみ。
市内唯一のホテルがここ「ビジネスホテル一茶」です。
料金は1泊5000円台〜というお手頃さ!宿泊客の強い味方です☆
場所は西武多摩湖線の一橋学園駅。本館と別館があり、
本館は南口から徒歩3分、別館は北口から徒歩2分。
今回は、別館におじゃましてみました♪
別館のフロントは、学園坂商店街の入口に立つお茶と海苔の専門店「宮鍋園」の2階。
入口の階段は脇道を入ったところにあります。
「宮鍋園」は昭和32年の創業。ずっとお茶と海苔の商いをしてきましたが、
昭和60年、現社長・宮鍋孝春さんのお父さまがホテル(本館)を開業。
5年後に、住まいだった「宮鍋園」の2階以上も別館としてオープンしたのだそうです。
なるほど、ホテル名の「一茶」もお茶からきているんですね☆
「オープンしたての頃は、お客さんは全然入らなかったなぁ。
私は大学を卒業したばかりで、割引券を手にいろいろな会社に営業に行きましたね」と
宮鍋さんは当時を振り返ります。
しかし、折しも時はバブル。
日立製作所武蔵工場をはじめ、周辺の企業の人たちがお得意さまとなり、連日満室という状況に!
終電で帰れず、そのまま会社近くのホテルに泊まるというパターンが多かったそう。
布団部屋に2段ベッドを置いて対応するも追いつかず、予約も断り続けていたとか。
「部長クラスの人たちが雑魚寝していた(笑)」と宮鍋さん。
いい時代というか、すさまじい時代というか……。
もちろん、現在はそのようなことはありません。
宿泊客は、現場で働く職人さんたちが多いそうです。
また、小平市は大学や高校が多く、1〜3月の受験シーズンは受験生、
4〜5月は近隣企業の新入社員研修、学生が試合や合宿などの遠征で訪れるなど利用者はさまざま。
隠れた人気が朝食♪
和定食がなんと250円という安さ!
7:00〜8:00の1時間と時間は限られていますが、ご飯もお替わり自由。
温かいご飯とお味噌汁、手作りのおかず……。
家庭的な味にホッとし、「今日も1日がんばるぞ!」と気合いが入る人も多いのではないでしょうか。
3、4階にある客室はすべて洋室でバストイレ付き。シングルとツインがあります。
掃除の行き届いた部屋にはテレビや湯沸かし器が置かれ、
タオルや歯ブラシ、浴衣といった備品はもちろん、ドライヤーなども揃っています。
館内には自動販売機もあり、入口には新聞も。
ちなみに、306号室、406号室のDXツインが角野屋のため広くてオススメ☆
▲DXツインルーム。快適に過ごせます☆
本館の客室はバスなしもありますが、そのかわり大浴場があります。
広いお風呂はやっぱり気持ちがよく、もちろん別館宿泊の人も利用可能。
そして、地元の人にはこんな利用の仕方もあります☆
「一茶」は徒歩5分で小平グリーンロードという好立地。
ウォーキングやジョギングをする人も多いですが、
周辺には汗を流せるスポーツクラブのような施設がありません。
そこで、「一茶」本館の大浴場を利用することが可能なんです♪
ご自身もランナーであるという宮鍋さんが快く応じてくださり、
12:00以降なら何時でも利用OKとのこと!
料金はフェイスタオル、バスタオル付きで500円。
シャンプーやボディソープ、ドライヤーなどもあるので、気軽に身ひとつで利用できるので楽ちん!
▲のんびりくつろげる本館の大浴場。洗面所も広くて使いやすそう。
ただし、大浴場はひとつなので、基本的には男性利用です
(女性の宿泊客が多い場合は時間交替制)。女性の方は確認してくださいね☆
▲別館1階の「宮鍋園」は営業時間9:00〜19:30で日曜休。静岡茶を多く取り扱っています。
「宮鍋園」ではストリートギャラリーとして、絵やアクセサリーなど美大生らの作品を展示しています。
2カ月くらいで展示内容は変わりますが、実際に購入することも可能。
街の活性化にも一役買っている存在なんですね☆
これからも遠方からの人、そして地元の人のために、ますますの活躍を期待しています♪
「宮鍋園」の店頭にいることが多いという宮鍋孝春さん。
走ることが趣味で、今年は東京マラソンにも出場したそう!
マラソン談義を楽しめるかも☆
スポット情報
スポット名 | ビジネスホテル一茶 |
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所在地 | 東京都小平市学園西町1-25-10 |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | 年末年始(※詳細は、お問い合わせください) |
TEL | 042-341-2600 |
Webサイト | http://www.hotelissa.co.jp |
この記事を書いた人
こだいら観光まちづくり協会さん