狭山・境緑道で秋の齋藤素巖の彫刻磨きを実施!

狭山・境緑道の小平駅から花小金井駅の間にある「齋藤素巖・彫刻の小径」には、素巖の作品17体が展示されています。ここでは、年2回、市民ボランティアによる彫刻を磨くメンテナンスを実施しており、今秋は11月13日(木)に17名で行いました。

 

彫刻磨きを指導するのは、武蔵野美術大学卒、彫刻メンテナンスの専門家・高嶋直人さんです。

 

午前9時にあじさい公園に集合。説明を聞き、3つの班に分かれて、担当する作品を磨きました。

 

今年の春にワックスで磨いたので、秋は洗浄と磨きを行いました。

 

まず最初に彫刻に水をかけて、撥水をみてワックスの効果を確認します。つぎに、洗剤をつけたブラシで磨きます。細かいところは歯ブラシをつかいます。洗剤を水で流したあとは、布で磨き上げます。

 

彫刻に触れて、洗い磨くことは、メンテナンスであり、作品の鑑賞でもあります。当日は、指導にあたる高嶋さんのほか、武蔵野美術大学で彫刻を専攻している大学院生、平櫛田中彫刻美術館の学芸員など、彫刻に詳しい人が参加。彫刻の話を聞きながら話しながらの賑やかな作業となりました。

 

参加者から、大人が集まってわいわい話しながら作業するのは楽しい、地元のことを知ることができた、地域に知り合いができた、などの声をいただきました。

 

 

齋藤素巖は亡くなるまでの31年間を小平市学園東町で過ごし、齋藤素巖・彫刻の小径には、遺族から小平市へ寄贈された石こうの原型をもとにした作品が並びます。

 

鋳造し、作品を設置するとき、市民ボランティアによるメンテナンスも含めて考えられました。2006年の設置以後、市民ボランティアによるメンテナンスが継続して行われているため、作品はとてもよい状態が保たれています。

 

このような状態のよい彫刻の屋外展示は、全国的にみても珍しいといわれます。小平市民の大切な宝です。

 

齋藤素巖の彫刻メンテナンスは年2回行われます。このボランティアを募集しています。関心のあるかたは、こだいら観光まちづくり協会までご連絡ください。

 

こだいら観光まちづくり協会

電話  042-312-3954

メール info@kodaira-tourism.com