序章 なぜ小平のうどん文化を発信するのか
序章 なぜ私たちは小平のうどん文化を発信するのか
2022年8月より、小平のうどん文化の情報を発信するプロジェクトがスタートします。
今回、「小平のうどん文化」の発信プロジェクトに参加するのは、小平市内、市外在住のプロボノのみなさん3名です。
ところで、この「プロボノ」は、聞きなれない言葉だと思います。
プロボノとは、簡単に言いますと、職業をもちながら、自身の専門知識やスキル、経験を活かして社会貢献する人たちを指します。
「プロボノ」はラテン語で、意味は「公共善のために」となります。
もともとはアメリカやイギリスの法律家が、無報酬で行う公益事業を指していました。いまでは法律家に限らず、中小企業診断士やコンサルタント、金融、営業など多岐に渡る職業のビジネスパーソンがプロボノ活動をおこなっています。
心強いプロボノ・ワーカーのみなさんと共に、当プロジェクトでは、小平のうどん文化発信を行って参ります。
さて、なぜ、私たちは小平のうどん文化を発信するのか。理由は、小平の「糧うどん」があまり知られていないからです。
小平のうどん文化を代表する小平糧うどんは、江戸時代から続く伝統食であり、「武蔵野地域のうどん文化」として、令和3年度に文化庁の伝統の100年フード部門に認定されました。が、認知度は、まだまだです。
小平市に住んでいる人からも、「糧うどんって何、どこで食べられるの?」という質問が寄せられます。まして、市外の人には、ほとんど名前が知られていません。
そこで、私たちは、小平の糧うどんとは、どんな特徴があるのか。どこで食べられるのか。なぜ、おいしいのか。小平糧うどんと武蔵野うどんは、どうちがうのか。小平の手打ちうどんの保存と普及に尽力された加藤有次先生とはどんな人なのか。小平のうどんに関するあんなこと、こんなことに取り組んでいきたいと思います。
そして、小平市民のみなさんに「私たちの街には、おいしいうどん文化がある」と知っていただき、友人や親戚が小平に来たときには、おいしいうどん店に案内していただけるように。
市外のかたには、「おいしいうどんを食べに、小平に行ってみようか」と、思っていただけるように。
「小平には、おいしいうどんがある」と、多くの人に知っていただけることを目指します。
よろしくお願いいたします。
こだいら観光まちづくり協会・小平のうどん文化発信プロジェクト